ジュエリー・アクセサリーについて
ジュエリーやアクセサリーはそれが1円の価値だったとしても「身につけたい」と思えるようなそんな"輝き"や"佇まい"、"意味"が込められているかどうかで選びたい。
俺が今つけているジュエリーやアクセサリーはそういうものだ。
つい先日 アンバサダーに選んでもらえたドリームキャッチャーをデザインしたのは、READYMADEやSAINT MICHAELで知られる細川雄太氏。
普段から俺がよく身につけている大好きな服のデザイナー。
そのデザインを世界でもトップクラスの技術と情熱を持つジュエリーブランド「SCURRA(スクラ)」が形にしてくれた。
俺にとってこのジュエリーは、たとえそれが1円の価値であっても間違いなく“つけたい”と思えるもの。
そこには価格とは別の軸で流れている強い思いと美意識がある。
もちろん「なにも身につけないことの美しさ」という感覚もある。
削ぎ落とされた在り方、空白に宿る美、そういうのに惹かれる瞬間も日によって確かにある。
けれども俺はファッションへの強い愛情がある。
ファッションが好きだ。
それはただ「着飾る」ことじゃない。
服を選ぶこと、アクセサリーを身につけること、髪を整えること、香りを纏うこと。
それは自分自身をもう一度、自分の手で整え直すような行為だと思う。
鏡に映る自分を見て少しだけ気持ちが軽くなったり、今日という1日がちょっとだけ前向きになったりする。
その感じが好き。
オシャレとかファッションは「必要か?」と訊かれたら、
たぶん「生きるうえで絶対必要なものじゃない」って答える。
でも必要じゃないものにこそ、丁寧に向き合っていたい。
そのどうでもいいようで、どうでもよくない何かに宿る美意識も俺は好き。
自分の機嫌を自分で取るということ。
それってとても健やかでささやかだけど確かな喜びだと思う。
ファッションって楽しい。
自分のための「選択」であり、表現。
自分に似合わないもの、TPOに合っていないものの方が時々 自分らしさを表現してくれたりするから面白い。
本当に"心が動くもの"を選び、今日も身体にぶら下げて自分らしくガシガシ歩いて行くのだ。
刻み
心に刻むものと身体に刻むものがある。
タトゥーや刺青に偏見なんて最初からなかった。
物心ついたときにはすでに当たり前のように身近にあったから。
そして何故か自分には一生縁がないんだろうな、
そんな予感がずっと心のどこかにあった。
でも入れたいと思った瞬間は何度もあった。
「これだけは忘れたくない」
「これだけは自分に刻んでおきたい」
そんな言葉や想いが日々生まれてくるから。
10代の終わりから20代前半。
ちょうどUVERworldを始めたばかりの頃。
仲間たちが次々と想いや覚悟を身体に刻んでいく中で、俺も何度も「刻みたい」と思ったことがあった。
胸に、背中に、腕に、首に、足に。
どこにだって、自分を刻む理由はあった。
だけどある友達の何気ない一言がずっと残ってる。
「刻みたくなった言葉は体じゃなく、俺は心に彫っていくんだ」
その言葉にしびれた。
俺も決めた。
消えないタトゥーを心に入れて生きていく。
痛みの数だけ、出会いの数だけ、心というキャンバスに刻んできた。
とはいえ、今でも体に刻み込みたい言葉は本当に日々たくさん生まれてくる。
でも俺、「好き」に対してまっすぐすぎるからさ。
そのまま衝動のままに体に彫っていったらきっとUVERworldのマークをでっかくドーーーンとか
メンバーの名前とかガンガン入れちゃいそうなのも怖い・・・行き過ぎそう笑
だから自分でブレーキをかけられていることに今は救われている。
それに、“何も入っていない”という状態が今は良いと思えている。
まあ俺はライブで服を脱ぐことはあまりないけど、
もしバッと脱いだときに何も入っていないこの身体、それが妙にセクシーに思えたりするんだよね。
もちろんそれは鍛え抜かれた肉体があってこその話かもしれないけど。
ちょうどうちのドラムの真太郎みたいにさ。
アートで言えば、前衛的な美術館にあるような
“ただの真っ白なキャンバス”。
何も描かれていない、でもそこには確かな美学があるって何も感じない人が見たら「空白」に見えるかもしれないけど本当に研ぎ澄まされたものって、時に“無”で語る。
何もないことを選び続けるという意志と美学
そんな感覚があるから俺は今、絶対に入れない。
入れたい想いはあるけど今は入れない。
アートも好きだし、自分の体を表現の一部として捉えたい気持ちもある。
だからそれは80歳になった入れようかなって思ってる。
みんなその時の俺も楽しみにしててね。
今入れないなら一生入れるなよって、そう言われるかもしれないけど、今は真っ白でいたい。
今の白さが、俺にはセクシーに、ARTに感じている。
逆に「おじいちゃんになってからタトゥーなんてもういらないじゃん」って言われるかもしれないけど、いやむしろ、おじいちゃんになってから“いらなくなる”ようなタトゥーなら、俺ははじめからいらない。
だから俺は80歳で全部刻むつもりでいようかなーって思ってる。
80歳からの50年間くらいのUVERworldの旅路は俺自身の体というキャンバスに刻みながら生きて、鳴らして、作り続けていきたいんだよ。
だから今から「何を入れようかな」って、日々考えながら生きていくんだ。
むしろ一緒に考えて楽しもうぜ。
ただ、まずこれはもう決まっている。
UVERworldのでっかいマークをドーーーンって!
メンバー全員の名前。
それはもう俺にとって“始まり”みたいなものだから。
80歳で最初に刻むのは、迷わずそこからだって決めている。
食精神100点
俺はよく自分のことを「強い」と言う。
でも本当は実際 そんなに心が強いわけでも精神的に安定してるわけでもないのかも知れない、と思う時がある。
それでも今日も自分を保てているのは、日々の生活の中で何を食べるか、どう動くかということを真剣に考え、
ちゃんと食べてちゃんと動く。
そんな毎日が、今の俺を整えてくれてると思う。
だから、たった今も安定してる。
昨日のライブ後 心配してくれている人がいたけど、気持ちが大きく乱れたわけでもない。
ただ、自分の中で納得がいっていなかっただけ。
来てくれたCrewたちにも呼んでくれたSUPER BEAVERにも1曲 歌いに来てくれたSHUNTOにもそんなこと言えるわけないし、口に出すことはできないからなんか様子変だったかも知れない。
ライブが終わった後、「最高だったよ」「涙が止まらなかった」と来てくれた人たちが優しく声をかけてくれたことには
心から感謝しているけど、どんなに誰かが褒めてくれても俺自身が「昨日の俺は0点だった」と思ってたら、それはもう何を言われても届かないんだと思う。
おかしな表現だけど、UVERworldがかっこいいのは「当たり前」でなきゃいけないと思ってる。
でもそれは積み重ねてきた25年がそうしてくれているだけで、昨日の俺が何か特別な力を発揮したと思ってない。
きっと自分自身が100点だと思えていれば、みんなに0点だと言われようが、納得して生きていられるんだと思う。
ライブ後に"餅つきセット"を差し入れした。
みんなでワイワイやって、昨日もライブ後も幸せになれるはずだったのについたお餅すら食べる気になれなかった。
何をやっても面白くなかった。
ただ早く帰って、走りたかった。
打ち上げも早々に切り上げ、サウナで体を温めてから走りに出た。
それで少しだけ楽にはなったけど、まだつまらなかった。
UVERworldや喉のためにもうこれ以上何ができるんだろうって思うくらいに思いつくことは全部やってる。
だからきっとここから先はもう“持続”なんだと思う。
1年や2年とかで到達できない場所に俺は行きたいんだと思う。
5年、10年かけ、この生活を積み重ねていき、誰も辿り着けないところに行くんだと思う。
納得できる自分になれるんだと思う。
ああ、早く新しい曲を完成させ、新しい曲でライブがしたい。
新しいUVERworldで挑みたい。
食事の話しから少し逸れたけど、10代の頃は食べるものなんて正直 どうでもよかった。
ファーストフードやコンビニの弁当、スナック菓子で一日が終わることも珍しくなかった。
そんな生活をしてたからなのか、やっぱり心の弱い自分もよく顔を出していた気がする。
当時の日記を読み返すと「何をやっても悲しい」「もう少ししたらもう死のう」「希望が持てない」とか、
そんな言葉ばかりが並んでた。
気持ちが沈みやすかったんじゃなく、食が心に与える影響なんてまだ何も知らなかっただけだったんだと思う。
何を食べるか、どう過ごすか。
そのひとつひとつがちゃんと俺の心と体を守ってくれている。
「昨日の俺は0点だった」
そう思いながらも理想の頂上を睨みつけ、地道に山登りするみたいに今日も"たくちゃんセット"を食べるのです。
ハッピー。
整いを超えて。
サウナって、気持ちいいよ。
リラックスや日々の癒しとして楽しんでる人も多いと思う。
俺自身もそういう時間として入ることもある。
でも俺にとってのサウナはもう整いを超えてそれだけじゃない。
集中力を高め、身体の感覚を研ぎ澄ませるための場所。
そんな静かなトレーニングの一環。
普段入っているサウナは、設定温度106度。室内はだいたい99度前後。
ここで重視してるのが湿度。
湿度計は常に90%以上、時には100%を指する湿度を保つためにロウリュの水もこだわっている。
浄水器を通したクリアな水を使い、蒸気の力で深部体温までじっくりと温める。
サウナとスチームのハイブリッドのような感覚だ。
髪はサウナハットで守り、顔にはフェイスパックしたりする。
crewから贈られたパックたちが、ここで大活躍してくれている。
サウナにはだいたい12分間滞在。
その間に飲むのは「ESSENTIAL」にも掲載したビタミンC・塩ひとつまみ・マヌカハニーを、ろ過水に溶かしたオリジナルドリンク。
汗と共に失われるミネラルを補い、必要な栄養素を内側からサポートする。
さらにサウナ用盛り塩が置いてあり、塩を直接肌に塗ることで経皮吸収も狙う。
これもまた外側から整えるためのアプローチ。
そして、サウナの次に待っているのが水風呂。
俺の定番は10度で2分間。
フルマラソン後のアイシングでは下半身だけを長めに浸けることもあるし、時には2度の氷風呂に入ることも。
でも普段は基本は9〜10度で肩までしっかり沈む。
その横にはスピーカーがあって、iTunesやSpotifyで普段 聴かない曲をランダムに流す。
J-POPでも洋楽でもトレンドの曲や「好きじゃない」曲も一旦 聴く。
これは音楽の自分なりの“耳の鍛錬”でもある。
俺 精神統一中しか聴けないなー笑
知らない好きでもない曲って。
そしてテラスでの外気浴やベッドで横になる時間。
この間に水素吸入したりする。
俺が使っているのはヘリオスという機械。
水素66%、酸素33%の割合で吸入できるタイプ。
この会社にcrewが働いてくれていて、メンテナンスや遠征時の北海道合宿にも機械を送ってくれたり、とても良くしてくれてる。ありがとう。
医学的なエビデンスは完全ではなく、これからの物だけれども水素には抗酸化作用があると言われていて、疲労回復や集中力の向上にも期待されている。
自分の身体で感じた「なんかいいかも」という感覚が続ける理由になっている。
実際 「高温×高湿のサウナ+水風呂+外気浴」のルーティンは、自律神経の調整、血行促進、睡眠の質向上など、医学的にも効果が認められてきている。
“やり方次第”で、サウナはただの娯楽ではなく、日常を変えるツールになり得る。
でも、こういう向き合い方がある一方で、乾燥したドライサウナに無理して入って、その後にビールを流し込むような楽しみ方ももちろん自由だ。
ただそれは、俺が求めている“整え方”とは別物。
ステージに立ち続けるため、より良い自分でいるために、今の俺はこういう細かな習慣の積み重ねでできている。
だからもし、「TAKUYA∞の創り方」に興味を持ってくれているなら——
サウナやトレーニングの後のケア、日常の一つ一つを自分の身体と向き合ってみて。
丁寧に丁寧にね。